庭木の剪定って奥が深い。木は生きてるってことですね。

「婆さんや、山に柴刈りに行ってくるよ。」

「いってらっしゃい爺さんや。」

違います。そこまで年取ってません。しかも山にまで行きません。

家の庭木を柴刈りに、、、行きたいところですが、柴刈りするほど広くもないです。

けど、自宅を建てる際、気持ちのいい空間を作るには庭木は必要だと思いまして、 結構な種類を庭師に植えてもらったんですよね。これが後で大変だとも知らずに。

剪定のタイミングと方法

庭師に植えてもらったら、あとは放っておけばOK。勝手にきれいに育つでしょう。何も知らない私はそう思っていました。

そんなわけありません。庭木は生き物です。

最初は小さかったのでそこまで気にもしておらず、かつ自然な感じのする庭があこがれだったので、水だけ上げて、あまり手入れをしませんでした。しかしそれが間違いの元。だんだん鬱蒼としてきて、虫がつくようになってしまいました。

そりゃそうです。よく考えればわかることですが、そもそも、家の庭に植えている時点で自然な状態からかけ離れています。自然は長い期間かけて絶妙な均衡をとった結果として、美しくそこにいるのです。なので家の庭木は(少なくとも均衡がとれるようになるまでは)手入れが必要なのです。

どうしたらきれいになるか調べてみると、どうやら栄養と剪定が必要だとわかりました。そこで剪定について本を買ってきました。内容を確認すると、木によって剪定のタイミングと方法が違うことがわかりました。

剪定。深い。

例えば、楓の剪定時期は葉っぱが落ちた後から12月末までと、5月中旬から7月ころ。冬(落葉期)の時期は太い枝を剪定することができます。逆にこのタイミングを逃すと太い枝の剪定をしてはいけません。枯れてしまうからです。私も危なかったのですが、1月に入ってから、めっちゃ寒いし、ちょっとくらい時期ずれても大丈夫だと、たかをくくって剪定したことがありました。すると、切り口から水が出てくるわけです。要はこの時は春に向けて地中から水分を吸い上げている時期だったわけです。何とか枯れませんでしたが(枝先は枯れた部分もありました)危ないとこでした。

剪定。深い。

選定方法は木の種類で違いますが、徒長枝を切る、バランスを見て対に出ている枝はどちらかを切る。上に伸びる枝を切って並行に伸びるものを残す。といった感じです。人によって違う部分はあると思いますが、こんな感じ。ただ育てておけば、どこぞのお寺にあるような楓になる、そんなわけはなかったです。手をかけているわけですね。

木を活かす

現在では、木の種類ごとにタイミングを見て必要な剪定をしています。剪定すると、何がいいかというと、

木の中まで日があたる。

色んな虫たちが隠れやすくて生息しやすい環境を与えてしまうのを防ぐ。

見た目すっきりのほうがかっこいい。

家族受けがいい(重要)。

きれいにしたときに、娘に「うちの庭って軽井沢みたい。」と言われたことがありました。

我が家はたまに軽井沢に旅行に行くのですが、軽井沢の雑木林の中に立つコテージとか気持ちいいですよね。あれに似てるって言ってくれたんです。庭はきれいになるは、木は元気になるは、私は家族に褒められるはでいいことづくめです。

木を活かして、家族を活かして、自分も活かす。

剪定。深い。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です