アウトドアと金属と私 ~キャンプグッズの素材を比較したくなったのでしてみた~

大好きなあなた(鉄鍋)のため、毎日みがいていたいから~(鉄鍋を)。

「部屋とYシャツと私」という曲の1フレーズです。年がバレますね。バレていいんですけどね。
表題を「アウトドアと金属と私」としたので思いついてしまいました。替え歌好きなんです。平松愛理さんのファンの方いたら許してください。おじさんのたわごとです。

キャンプって行かれます?

私はたまに。ただ、外でご飯食べるという行為が好きなのでベランダでよく食べます。なのでつい、キャンプグッズを買ってしまいます。良さはひとえに「機能美」だと思うんですよね。いらないものをそぎ落とし、機能を前面に出す。すると、そこに美しさがある、的な。私は物を購入するときにいろいろ調査するクセがありまして、特にキャンプグッズは機能美満載なので萌えます。

ということで、以前、素材による機能の違いは何なのか調べたことがあるので一部ご紹介。

キャンプグッズの金属素材について調べた


主に熱伝導率と融点について書きます。ほかは又どこかで。

チタンの特徴
熱伝導率:17 (低い)
融点:1,668°C(高い)
熱伝導率は鉄と比べると1/4くらい。マグやクッカーに使うと「あまり熱くならない」というメリットがある。逆に調理器具としては用途を検討すべきかと。なお強度が強く、薄く作ることができる。

ステンレスの特長
熱伝導率:20 (低い)
融点:1400~1530℃(高い)
熱伝導率はチタンと同等。溶解温度は1400~1530℃でチタンには及びませんが、アルミ(660°C) に比べるととても強い。あと熱伝導率が低いということは、冷めにくいということです。昔からよく使われている素材。

鉄の特徴
熱伝導率:83.5 (高め)
融点:1,538°C(高い)
熱伝導率は83.5で、ステンレスやチタンと比べてとても良い。
蓄熱性も高いので、フライパンやスキレット、ダッヂオーブンなどに使われている。要はバランスがいい。超昔から使われている素材。伝統があるからこそ人気も高い。ただし、とてもサビやすいので注意。

アルミの特徴
熱伝導率:236(高い)
融点:660.3°C(低い)
熱伝導率は236と非常に高いが融点が660度しかない。

ここで皆さん気になるポイント(私だけならスルーしてください)。なぜ、アルミ鍋を火にかけても(空焚きしても?)鍋が溶けてしまわないのか。

結論、溶けます。

しかし、実際はアルミニウムは放熱性も高く融解温度に達するまで時間がかかる。中に水分等入れて使っている分には融解点に達しない。ということです。ですのでバーナーにかけるのはいいけど、中身なしのアルミだけで焚火にぶっこむのは不可という感じ。


熱伝導率:403(高い)
融点:1085°C(中)
熱伝導率はご紹介した中で一番高い。その代わり、めっちゃ熱くなります。ご注意を。融点がそこまで高くないので、キャンプでガンガン使うのはどうなんだろう。銅の良さって、それよりも物として味が出る、経年変化することとか、加工しやすさにあると思ってます。

※熱伝導率とは
熱伝導率 K [W/mK] は厚さ1mの板の両端に1℃の温度差がある時、その板の1㎡を通して、1秒間に流れる熱量。

アウトドアと金属と私

銅です?みなさま。

ちがいます。どうです?みなさま。

キャンプグッズの金属ごとの機能の違い、わかっていただけましたかね。ただかっこいいから買うのもありだけど、調べてみるとまた違ったものの良さが出てくると思います。ちなみに私はダッチオーブンはもちろん鉄鍋。チタンやステンレス製品はクッカーとかマグを持ってます。あと銅製のマグも。さっきお伝えした通り、銅製のマグって熱いもの入れるとめっちゃ熱くなるのでご注意を。それよりも冷たい飲み物入れるとめっちゃキンキンに冷えていいですよ。マグ自体もキンキン(笑)。

いろいろお試しあれ。

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