ダッチオーブンの使い方いろいろ

以前ダッチオーブンがおいしい料理を作ることができる仕組みについて書きました。

今回はダッチオーブンの使い方って色々あるよ、について書きます。

こんな種類があるよ

キャンプオーブン

野外活動での使用が前提で、焚き火にくべやすいよう三本の足を持っているもの。

キッチンオーブン

台所での使用が前提で、コンロにかけやすいよう底が平らになっているもの。

スキレット

いわゆるフライパンタイプの鉄鍋の事。

こんな使い方があるよ

上からも下からも加熱調理が可能

上からも下からも使えるんです。上からも下からも攻められるんです。

ダッチオーブンを。

おかげで短時間での料理や、チキンの丸焼きやパンなど上からも加熱が必要な料理が可能。平らな蓋に縁が付いているので、蓋の上から安定して炭を並べて置くことが可能なんですよ。上下からしっかりと加熱できるので、野外でも自宅のオーブンで作るような料理やパンなどを調理できる。

重ねて使える

重ねられます。上から覆いかぶさるように。

ダッチオーブンを。

要は2段にできるってこと。更にもう一品オーブン料理を作る場合、調理中のキャンプオーブンの蓋の上に重ねると下の炭を無駄なく使うことが可能。何段にも重ねるとまさに壮観ですが重ねすぎ注意!そんなレベルにはなかなか達しないでしょうけど。無理すんなってこと。蓋を時々開けて確認したい料理は上に置き、蓋を開けずに時間をかける煮込み料理などを下にするのが良い。

蓋を使う

キャンプオーブンなら、蓋を裏返してご使用可能。キャンプオーブンの蓋の裏はなだらかに真ん中がくぼんでいるので、アウトドア用のコンロや炭を並べた上に安定するように裏返して置くと鉄板としても使える。

スキレットカバーはスキレットとキッチンオーブン共用で使える蓋。カバーの内側には突起がついており、調理中、素材の旨味を含んだ蒸気が液化してフタ裏の丸い突起に溜まり、その水滴が鍋の中の食材全体に降り注ぐ構造。煮汁をスプーンですくって素材にかける必要がなく、蒸発した素材の旨味を素材に戻しながらの調理が可能。

暮らしに合わせればいい

アウトドアで使うならキャンプオーブンが便利

基本は名前の通り使えばオッケーってことですよ。

キャンプオーブンは炭を使いやすいように作られている。足がついているので、下に炭を置けるし、蓋には縁があるので炭を落とさないようになっている。

キッチンオーブンは屋内で使いやすいように作られている

キャンプオーブンと違い足がないため、ガスコンロは、IHやオーブンで使いやすい。重さも若干軽いです(ダッチオーブンの特性上、それでも重いですが)。肉厚な鋳鉄製の作りは一度温まると冷めにくい保温性がある。食材を入れても温度が下がりにくく、温度のムラも少ないので、 初心者でも高温でおいしさを封じ込めたり、弱火のじっくり調理が可能。

スキレットを使えばプロ級のステーキ

プロ級。プロ並み。つまりプロではありません。ちゃんと基本的な焼き方はご確認の程。

厚い鉄の底全体が安定して高い火力をキープし、一気に肉の表面に焼き色をつけてうまみを閉じ込めることが可能。焼く前に煙が出る程度までスキレットをプレヒートする。そうすれば厚い鋳鉄でできているので、一度蓄えた熱を逃しにくく、冷たいものを調理しても高い温度を保ち続けて調理することが可能。そのため表面をカリッと香ばしく焼き上げることができるんですよ。

色んな使い方ができるダッチオーブン。

どうぞお試しあれ。