日光浴の功罪
この間アウトドアリビングで日光浴してました。
日光浴って気持ちいいと思うんですよ。
難しいこと考えなしに。
日光の下で寝っ転がっていると感じる、太陽の光と、肌をじりじりと温める感じ。
夏だぜ!って感じですよね。
けど、人によっては日光を浴びると、紫外線で肌がやられて、皮膚がんになる(なりやすい)っていう人もいる。それで毎回UVカットクリームを塗って日光をシャットアウトする。
けどなんか違う気がするんですよね。
日本でそんな状態で、ハワイの人とかどうすんのよ。みんなUVクリーム塗ってます?
そんなわけで、紫外線について調べてみた。
太陽光のデメリット
調べてみましたがこんな感じでしょうか。
急性のもの:
日焼け
紫外線角膜炎
慢性のもの:
シワ、シミ
白内障
皮膚がんのリスクを高める
紫外線は、日常生活上人体への影響のあるものとしてUV-A,UV-B,UV-Cが知られている。
UV-Aは波長が長いため皮膚真皮層に到達して弾性喪失(しわ、たるみ)などのいわゆる皮膚老化をもたらすもの。
UV-BはAより波長が短いため、表皮基底にある色素細胞に作用し、メラニンの生成、ビタミンDの生成作用もある一方,皮膚細胞のDNAを障害する可能性があるもの。
UV-Cには強い殺菌作用等がある。
以下がわかった。
シミ、シワに影響があるのがUV-A。
日焼けに影響があるのがUV-B。
UV-Cは大気に吸収されて届かないので検討不要。
太陽光のメリット
紫外線を浴びることによる健康効果としてビタミンD生成が挙げられる。紫外線(UV-B)は皮下に存在するコレステロールからビタミンD3を生合成させる重要な作用がある。
ビタミンDは丈夫な骨や歯を作るのに欠かせない栄養素。また、免疫細胞の働きを適正化する作用がある。免疫を強化し、細胞の代謝を正常化することによる抗がん作用がある。
その他、太陽の光を浴びると、セロトニンが体内で分泌されるといわれていいる。セロトニンには、感情を整えて、心を安定させる働きがある。抗うつ剤としても使用されている心の状態適正化に重要な物質。
どっちが大事か
気象庁のデータを見ました。
紫外線の経年変化:
国内3地点(札幌、つくば、那覇)の地表に到達する紫外線量注)は、札幌とつくばにおいて、1990年代はじめの観測開始以降、統計的に有意な増加傾向(信頼度水準は共に99%)が現れている。 増加率は10年あたり札幌で+3.2%、つくばで+4.2%でした。
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/diag_cie.html
増えたといっても30年で10%ちょい。
ということは、冷静に考えると、どうしても30年前と同じ紫外線量にしたいなら、30年前より10%程度日差しを避ければいい。
その程度。
騒ぎすぎなんだと思う。
オゾン層が破壊されて、紫外線量が増えた、とメディアに騒がれて、じゃあ、紫外線を極端に避けよう、となる。
詳しいデータを確認せずに。
私が言いたいのは、要はバランスということです。
太古の昔から人は太陽光を浴びてきた。
それがちょっとやそっとで、浴びてはいけない、ということにはならない。
実際に、紫外線を浴びるたくさんのメリットもある。
そういう理解をして、楽しく太陽光を浴びようじゃありませんか。