カエデ、モミジの剪定。剪定は木によっていろいろ。

カエデやモミジって紅葉がきれいですよね。

うちも紅葉するとめっちゃきれいです。

けど、剪定の観点でいうと、中々のツワモノです。

私が詳しくないのがいけないんですけどね。

他の木に比べると、いろいろ難しい。

そんなカエデの剪定について。

カエデ、モミジとは

日本のカエデとして代表されるのは、イロハモミジ。園芸種として複数の栽培品種があり、葉が緑色から赤に紅葉するものや最初から紫色に近い葉を持ったものもある。

カエデとモミジって名前が違うから違う種類だと思っていました。

少なくとも私は。

けど、実際は同じムクロジ科カエデ属です。

モミジは、葉っぱの切れ込みが深い奴。

そっちがきれいで、日本の文化の中で重用されたため、別の名前になったんですかね。

なので、一般的にお寺とかできれいに紅葉している、切れ込みの深い彼はモミジです。

けどどちらもカエデなので、ここからはカエデで通しますね。

カエデの剪定時期

カエデの剪定は、落葉後と5-7月です。

太い枝の剪定は木の活動が止まる、落葉後11-12月に行い、1月以降は避けます。

この時期は木の活動が止まっているので、太い枝を切ることができるのです。

そのため、木の骨格作りというか、バランスを整えることができます。

5-7月は枝も伸び、葉っぱも勢いよく出てきています。

そのため、とび枝や徒長枝を切って、内部の日当たりや、風通しを良くするために剪定します。

この時期は、活動はしているので、太い枝を切ってはいけません。

カエデの剪定は難しい

カエデの剪定って難しいです。

剪定時期の件

先ほどの時期の件ですが、1月とか、葉っぱもすべて落ちてますし、まるで活動していないように見えます。

けど実は1月からめちゃくちゃ活動しています。

これが落とし穴なんですよね。

12月に枝を切ると、まるで枯れ枝であるかのように切れます。

しかし、1月に切ると、たくさん地中から水を吸い上げていて、切った場所から水があふれてきます。

びっくりしますよ。

なので、1月以降に剪定すると、そこから水が漏れて、最悪枯れてしまいます。

私も実はやってしまいまして。1月初旬だから大丈夫だろうと。

枝を切ったら水があふれる、あふれる。おかげでモミジの枝先を枯らしてしまったことがあります。

それくらい、1月以降の剪定はやばいので、やめましょう。

どう剪定するか

カエデって枝が対に生えるんですよね。しかも、結構混みこみに生えてきます。

よって、葉っぱの生えている場所はめちゃくちゃ込み合います。

この時、じゃあどれを剪定するかで迷うんですよ。

どれを剪定すればきれいになるか考えていると結構時間がかります。

最近はある程度方針決めてまして、

・対に生えているところは基本互い違いに切る。
・枝が重なっているところは立枝のほうを切って水平なほうを残す。
・太く生えている枝と細く生えている枝は太いほうを切る。

こんな感じです。

基本、どんどん生えてくるんで、勢いの強い奴を切らないと、バランスが悪くなりやすい。

どうせ、また生えてくるんで、気にせず強く生えている枝を切ったほうがいい。

最後に

うちなんかは市街地なので、ただ自由に大きくするわけにいかない。そこまで庭が大きいわけでもない。

お隣さんあってのうちですから。

木が隣の家の敷地内に入ってもめるとか、よくある話。

そのため、自分の敷地方向に生えている枝を活かして、剪定する必要あり。

最初は素敵な庭ができればいいやと思ってましたが、ほんといろいろ考えることがある。

けど手間がかかるほうが愛着もわきますよね。

おかげ様でわたくし、家では家族に庭師と呼ばれています。

自然に触れ合うのっていいですよ。