シロヤマブキの剪定。剪定は木によっていろいろ。
シロヤマブキ。
花弁が真っ白で、ぱっとっ見清楚な感じ。
実際に花言葉は「気品」。
確かに初めて見た人の印象は、主張しすぎない花と木全体のバランスが良く、自然な庭にあう。
けど、育ててみると結構な暴れん坊です。
そんなシロヤマブキの剪定について。
シロヤマブキとは
中国地方の石灰岩地だけに自生する落葉低木。
皆さんよく知っている、黄色のヤマブキと比べると花数が少ないものの、挿し木などで容易に繁殖し、丈夫な性質を持つ。
花期は4~5月で直径は4センチ程度。
ヤマブキと名前に付いていますが、これは花や葉がヤマブキに似ているためであって、ヤマブキの白花品種ではない。
シロヤマブキとヤマブキは違う
シロヤマブキは花や葉の雰囲気がヤマブキと似ていることから、ヤマブキの白花品種と思われがちですが、別属の植物です。
また、ヤマブキには白い花を咲かせるシロバナヤマブキという品種があり、混同されていることがある。
そんな両種の違い花や葉、果実が明確に違います。
・花の違い
シロヤマブキは「花弁が4枚」で、シロバナヤマブキは「花弁が5枚」。
・葉の違い
シロヤマブキは「対生」、シロバナヤマブキは「互生」
・実の違い
シロヤマブキは「実が黒い」、シロバナヤマブキは「実が褐色」
別の種なんですね。
シロヤマブキの剪定
適期は落葉期の1月~2月。
自然樹形の美しい樹なので、剪定の基本は間引き剪定。
込み入った箇所の枝を株元から取り除き、全体のバランスを整える。
シロヤマブキは一本の枝の寿命が短い樹木で、古枝になると勢いが無くなってくるため、3~4年程度経過した古い枝はバッサリ行って、株元から伸びるひこばえで更新する。
ヤマブキは樹勢が強い
強い子なんですよ。だからといって手荒にしていいわけじゃないんですけどね。
剪定せずに伸ばしっぱなしにすると、枝が飛び跳ねるように広がってゆく。
強い剪定に耐えられるので、小さな庭では刈り込みをして形を維持してあげる必要がある。
最後に
ヤマブキ色のヤマブキとシロヤマブキ。同じ種類かと思ったら違う種なんですよね。
まあ、あまりそんなこと気にする人もいないでしょうけど。
けど、剪定する場合は、若干ヤマブキのほうが弱いので、シロヤマブキより気を付けたほうがいい。
ヤマブキは枝の途中から切ると枯れこんだりする。
逆にシロヤマブキは枝の途中から切っても問題ない。
強い娘です。
そう、強いけどなんか女性のイメージ。