ランニングにおける薄底シューズのメリット
ランニングをそれなりにやっている人だと、ある時ふと思うこと。
俺にあってるランニングシューズってどれなんだろう?
ランニングってそれなりにブーム?のおかげで、様々なメーカーから色んな種類のシューズが出ている。
1日じゃ調べきれないくらい、たくさんの機能がある。
そんな中で、昨年位から厚底がブーム。
理由はナイキのヴェイパーフライ4%っていう、厚底シューズを有名ランナーがこぞって履いて、好タイムを連発したため。
厚底ってすごいみたいなイメージになった。
厚底シューズについては以下で書きました。
なので、今日は私が昔から履いている薄底シューズについてちょっと掘り下げたいと思う。
私にとっての薄底シューズ
以前もどこかで書きましたが、私はランニングを初めて7年目です。
趣味ですね。完全に。
そんな私は、ランニングを初めて去年まではほぼ、薄底のランニングシューズをはいていました。
もしや、去年厚底が流行ったからって、乗り換えたってことですか?と思ったあなた。
あながち間違ってません。
けど、大きな理由は去年足裏を怪我したので、足を守るためにクッション性の高いモデルも併用した、というのが正しいです。
ついでに流行に乗ってナイキのランニングシューズ買いましたけど。
話を戻して、私のランニング人生で長い期間薄底シューズを履いてきた理由は、大きく一つ。
それまでは、フルマラソンを走るシリアスランナーは、ほぼ薄底シューズだったから。
実際、薄底シューズの良さってたくさんある。
薄底シューズのメリット
薄底シューズの良さ、それは、
- 軽い
- 地面の感覚がダイレクトに伝わりやすい
- 足を鍛えることができる
こんな感じでしょうか。
軽い
これはそりゃそうだ。
基本的には、薄底シューズのほうが軽量に作られている。
これはフルマラソンは42,195㎞を走るわけでして、その間に人間が何回もも上げをするのか。
計算が簡単になるように、一歩1mで計算すると、
42.195㎞=42195m
というわけで、42195歩走っている。それだけもも上げしているってことです。
もし、靴の重さが100g違うと、その間に足は約4.2t持ち上げているってことですよ。
わかっていただけましたかね。
本気でやればやるほど、少しの重さが大きくかかわってくるということ。
軽いほうがいいわけです。
地面の感覚がダイレクトに伝わりやすい
ランニングで地面の感覚って大事です。
人間の体って、何も考えずに歩いたり走ったりしているようで、意識せずに体のバランスをとっている。
厚底の靴を履くと、この感覚が鈍るんですよね。
クッションが衝撃を上手に吸収してくれるので、足裏に意識が行かなくなる。
よくある例が靴を履くと踵から足をついて走る、ということ。
裸足になって、かかとから足をついて走ってみればわかる。痛くて何mも走れないですから。
つまり、靴のクッションが足を守ってくれる代わりに足の感覚が鈍くなる。
こうなると、一番の問題が、ある程度の距離を走った時に急に股関節が痛くなったり膝が痛くなったり、といった問題に遭遇する。
じわじわと衝撃を受けているってことです。
これが薄底シューズですと、最初からそれなりに衝撃を感じることができるので、スピードを出したときかかとが痛くなり、よってあまり意識せずに自然に正しい走り方に調整してゆくことができる。
足を鍛えることができる
上記で衝撃を感じながら走っていると、人間が本来走るときに必要な筋肉に対して正しく鍛えることができる。
一番大きいのは足底筋膜群だと思う。
要は足裏の踵のアーチを作っている筋肉です。
薄底だと、明らかに足裏にバンバン衝撃きますので、長い距離を走るための、トレーニングになる。
足底筋膜ってあまり意識することがないですが、足の機能で重要な位置を占めている。
土踏まずのアーチってこれがクッションになって、体に受ける衝撃を吸収している。
これが疲れて緩んでしまうと、体に直接より大きな衝撃を受けることになる。
というわけで、ランニングで足底筋膜群鍛えたいなら、薄底ですね。
薄底シューズのデメリット
デメリットもあります。
そう、衝撃です。
衝撃が厚底より強い。
なので、やり方によっては怪我をすることになる。
やり方っていうか、やりすぎると、ですかね。
私、まさにそのパターンでして、強いトレーニングを薄底の靴でやりすぎて、足をいためてしまいました。
最後に
バランスって大事ですよね。
シューズでも薄底の良さ、厚底の良さがある。
今回は薄底LOVEなこと書きましたが、今は厚底も大好きです。
場合に合わせて、正しくものを選ぶ重要性。
これ大事です。
薄底シューズ。興味ある方は是非。