アウトドアリビングは暮らしと自然を自由につなぐ

アウトドアリビング、ベランダ、中庭。

これらは自分の暮らしの中にあるけど、外に位置している。
外界とつながっている場所。
まるで魔界への入り口。

言い得て妙。

そうだ、魔界への入り口だ。
まるで魔界への入り口のような、自然への入り口。

自然が魅惑のワンダーランドだとすると、まるで魔界。その入り口がアウトドアリビング、ベランダ、中庭。家にいて、ちょっと外の空気を吸いたいとき、一番近い場所。

タバコ吸う人が外でたばこ吸ってと言われたとき、ベランダがあればわざわざ玄関から外に出ないだろう。わかったよと言って、サンダルを履いてベランダに出る。

ちょっと気分転換に雑踏の音を聞きたくなったら、中庭に出る。
家の中なのに、外界の音を聞きながら、気持ちをリセットする。

冬の静かな冷えた空気感の中、アウトドアリビングで夜空を見ながらコーヒーを飲む。

ぱっと外に出て自然を感じることができ、そしてぱっと家に戻ることができる。

それが自由への入り口、アウトドアリビング。

だんだん、良さを感じるようになった

以前、マンションに住んでいた。そのマンションに住んだ理由は、

駅近
暮らしにあった間取り
便利

といったリセールバリューを考えたものだった。

ただ、そのマンションはなぜかベランダが広かった。当時の私には、そこは重要なポイントではなかったのだが、

「へー、ベランダ広いんだ、それいいかも」

くらいに思っていた。
その後自分の最重要ポイントになるともわからずにいた。

暮らし始めて、ベランダはもちろん洗濯を干したりするために存在していたわけだ。けど、まあまあ幅のあるベランダ(確か2m)だったので、アウトドア用の椅子とテーブルでも置くか、となった。
そしてそこで缶ビールを飲んだ。

「うまい。」

ビールが。

好きで飲んでいるのだからビールがうまいのは当たり前。

「ベランダでビール飲むのがうまい。」

家で飲んでもおいしいのは当たり前。ベランダに出て飲むだけで、さらにうまい。

外の空気を感じながら飲むのってうまいなと思った瞬間だった。
わざわざ、車で川沿いに行ってバーベキューするくらいじゃないと楽しくないかと思っていたが、ベランダで十分開放感がある。

そこからは、週末になるたび、ベランダで七輪を使って焼き鳥を焼いていた。

私はベランダでビールと焼き鳥。
娘はベランダでジュースと焼き鳥。
妻は家の中で焼き鳥待ち。

それでいい。
その時の気分で外ににでてもいいし、家の中にいたっていい。

自由。

アウトドアリビングにはまった瞬間でした。

アウトドアリビングの良さに気付いた

私のアウトドアリビングの定義は

・住空間に隣接した外部であること
・他人から見えないこと、隔離されていること

です。

家に隣接しているから、自由に行き来できる、けど外から見える場所だと人目が気になって落ち着かない。
そのため、玄関から出た先の庭はアウトドアリビングに入りません。
又、玄関を出るという行為自体が、気持ち的にヨイショっと外に出る感じになってしまいます。

アウトドアリビングだとちょっと裸足で外に出たっていい。
上半身裸で出たっていいわけです。
なんなら、、、パンイチでも(パンイチって言葉今でも使ってるのかな、年がバレる)。

自由。

心も体も制約なく、外の空気感を感じることができる。

ちょっと前まで、アウトドアリビングはアウトドアに出かけて行うバーベキューの延長上だと思っていました。

違うな。

アウトドアリビングは別の自然との接点だと。

自然を強く感じたければ、アウトドアサイト。
自由を強く感じたければ、アウトドアリビング。

アウトドアリビングは暮らしと自然を自由につなぐ。