本当にうまいコーヒーを手に入れる(いれたい)その7(Cup of Excellence)

こんにちは。本当にうまいコーヒー探究家です。

うまいコーヒーを探すために調査してます。

前回、うまいコーヒーってこんな感じだと思う、と書きました。

・いいコーヒー豆の生産地と生産方法
・その豆をどうやって手に入れるか
・手に入れた豆の輸送方法、品質管理
・どう加工、焙煎するか

品質の高いコーヒー豆ってどういう状態なんだろう?

今回はCOE(Cup of Excellence)という品質審査制度について調べたのでそのご紹介。

COE(Cup of Excellence)とは、生まれた経緯

アメリカ合衆国のNPO「アライアンス・フォー・コーヒー・オブ・エクセレンス(Alliance for Coffee of Excellence、ACE)」によって毎年開催されている。

高品質のスペシャルティーコーヒーの制度確立を目指したもの。

カップ・オブ・エクセレンスの品質審査に基づく大会は1999年に開催され今まで続いている。受賞したコーヒー豆は高値でオンラインオークション取引される。

COEは品質審査制度

COEはコーヒー豆の品質を審査するために作られた、誠実さ、透明性を目挿した審査制度。

だから、本当に質の高い豆が選ばれ、そこに需要が生まれる。

COE審査のための透明なルールと手順が決まっている。

COEの概要は以下のような感じ。

参加:

すべてのコーヒー農家に開かれている。

監査:

監査会社がすべての流れを監査。農家、農場、品種、および居場所は審査員に知らされることはない。

選定基準概要:

すべてのコーヒーが次の審査に進むためには100点満点で86点以上取る必要がある。
審査は最終的に6ラウンド行われる。
87点以上かつ、トップ30内のコーヒーがインターネット上でCOEオークション対象となる。
検査対象サンプルは決まりにより、ロースト、グラインド、温度、水質などの外部変数の影響を最小限に抑え、Cupper(審査員)はCup内の品質のみを記録できるようになっている。

コンペティション:

National JuryとIntarnational Juryがある

COEの具体的な内容

審査ラウンド:

ラウンド1から6まである。

Pre-Selection:

ラウンド1
National JuryによってCup(審査)され、86点以上のスコアが次に進むことができる。
通過した農家は独立した監査会社の管理下で、ロット全体を保税倉庫に移動する必要がある。

National Jury:

ラウンド2
National Juryは事前選択から進んだサンプルをまとめる。再度86点以上のスコアを獲得すると、次のラウンドに進む。

ラウンド3
これらのサンプルは再びCupされ、再び86ポイントを獲得したものすべてが競技会に残る。

International Jury:

ラウンド4
翌週、 International cupper(国際審査員)がNational Jury Weekから渡されたすべてのサンプルをCupする。

ラウンド5
87点以上且、最大30サンプルまでがCupされる。最終的にCOEを授与され、そしてオンラインオークションへ進むものを選択する。

ラウンド6
International Jury最終日には、最高得点上位10位のサンプルが最後に1回ずつCupされ、最終スコアと順位が決定される。

オンラインオークション:

International Jury Weekから約6週間後、受賞ロットはオンラインインターネットオークションで販売される。

出荷と支払い:

オンラインオークションで売られたすべてのロットは、落札者に出荷される。

清算:

買い手が支払いを済ませるとすぐに、農民はオークション収益の大部分を受け取ることができる。

最後に

しっかりと決められた品質管理ルール&プロトコルの元に審査され、購入者に提供される仕組み。それがCOE(Cup of Excellence)。

COEの豆を選択しておけば豆の品質に問題がないことがよくわかった。

COEは新たなコーヒー文化を作る大きな力となっている。

ちょっと値段が張っても理由がある。

COEの豆を買ってうまいコーヒーを飲もう。