沈丁花(ジンチョウゲ)の剪定。剪定は木によっていろいろ。

冬の寒さが緩みだす3月になると、赤いつぼみを膨らませ、暖かくなると同時に何とも言えない芳香を放つ。

沈丁花ちゃんの話です。

うちの庭先に咲いてるんですよ。

玄関までの道を通るたびにいい香りがして癒されます。

休日に庭先を見てると、通りすがりの人でさえ、その香りに足を止めて香りをかいで行ったりする。

いい仕事してますよ。沈丁花ちゃん。

沈丁花とは

原産地は中国南部で、日本では室町時代頃にはすでに栽培されていたとされる。

雌雄異株だが、日本にある木は雄株が多く、雌株はほとんど見られない。

日本で流通しているものの多くは雄株で、実を見る機会はめったにありませんが、赤い可愛らしい実を付けるらしい(見たことない)。ただし、実は猛毒、とのことなので特に見なくていいかも。

沈丁花という植物名は、日本でついた名称。

香木の沈香(ジンコウ)とスパイスの丁字(チョウジ)に似た香りがするところからきている。

沈丁花の剪定

成長もゆっくりで、自然とまとまるタイプの樹形なので、あまり剪定する必要もない。

込み合っている部分や、伸びすぎた枝を切る程度。

枝を切るときは必ず付け根から切る。

強くない木なので枝の途中から切ってはダメ。枝の途中から切るのって樹勢の強い木のみ。

沈丁花の剪定の難しさ

沈丁花は強剪定すると木が弱る。

そのため、現状からコンパクトにしたい場合は何年かかけて目的の大きさにしたほうが無難。

又、沈丁花の根はデリケートで、傷がつくとそれで枯れてしまったりする。

うちにも当初はシロバナジンチョウゲとウスイロジンチョウゲのに種類があったのですが、シロバナのほうは2,3年後に何かの拍子に枯れてしまいました。

それくらい、沈丁花の剪定は少ないくらいでちょうどいい。

最後に

日本の3大香木といわれている、春の沈丁花。

のこりは夏のクチナシと秋のキンモクセイ。

そういえばうちにクチナシも植えてあります。その昔、頼んだ庭師が植えていってくれたんですが。

後、裏の家にはキンモクセイが植えてあるな。

何気に3大香木が家の周りにありました。

調べてみると、楽しいですね。