コーヒー豆の焙煎と味わいの関係
こんにちは。本当にうまいコーヒー探究家です。
うまいコーヒーを探すために調査してます。
前回、うまいコーヒーってこんな感じだと思う、と書きました。
・いいコーヒー豆の生産地と生産方法
・その豆をどうやって手に入れるか
・手に入れた豆の輸送方法、品質管理
・どう加工、焙煎するか
コーヒー豆の焙煎ってどういうことか?
今回は焙煎と味わいの関係について調べたのでそのご紹介。
焙煎の流れ
大まかには以下のようです。
- 加熱する。
- 1ハゼ開始。
- 2ハゼ開始。
- タイミングで豆を取り出し急冷する。
加熱する
これは生豆の水分をしっかり抜く工程。
ここは150度近辺でしっかり水分抜きに注力する。
150度近辺の理由は後述する。
1ハゼ開始
徐々に色づいてきたころに、乾いた音で弾けだす。
これが1ハゼで、乾いて豆が膨張し、コーヒー豆の薄皮(シルバースキン)がかがれ落ちるときに起きる音。
2ハゼ開始
豆が全部弾け終わった後に、加熱を続けるとプチプチと小さな音がしだす。
これはコーヒー豆の細胞が壊れる音で、ここで様々な化学反応が起き、成分に変化が起きる。
タイミングで豆を取り出し急冷する
好みのタイミングで、コーヒー豆を取り出し、急冷する。
折角タイミングで上げたのに冷やさないと、さらに化学反応が進んでしまうから。
冷えるまでのタイミングを計算して、取り出すということ。
焙煎と味わいの変化
成分変化に関係する化学反応には以下がある。
- メイラード反応
- カラメル化反応
- 加水分解
メイラード反応
これは糖とアミノ酸が熱エネルギーによってメラノイジン(褐色物質)ができる反応。
ちなみに、ある程度時間さえあれば低い温度でも反応は進み、155度近辺が最も反応が進むと言われている。
糖と反応したアミノ酸が様々な香気成分を生み出す。
カラメル化反応
糖単体の化学反応。
こちらは低温では反応は起きず、160-200度の範囲、180度前後で最も反応が進むと言われている。
こちらは香気成分+苦みを生み出す。
加水分解
ショ糖は100度以降で反応が起き、クロロゲン酸は165度以降。
こちらは酸を生成するため酸味や香りの成分となる。
ロースターのサイトや情報を確認してみると、150-160度近辺で色や香りが急に変化する、といった内容が書かれてあった。
これはまさにメイラード反応によるものと考えられる。
焙煎と味わい
つまり150度以下でしっかりコーヒー豆を乾燥させ、その後150-200度の範囲で各種反応を発生させる。
これが焙煎なのかな、と思った。
私自身はロースター(焙煎業者)ではないんで、あくまでも情報から導いた仮説ですが、こういうことだと思う。
実際のロースターは、このローストタイミングに様々な技を駆使してるってことですね。
最後に
コーヒーの味わいに大きく影響する焙煎。
焙煎は、豆の品質や、成分をどう引き出すかという工程。
浅煎りで豆の香気成分を前面に出すか、中煎りでうまみと香りのバランスを出すか。
多分やりだしたら、はまるんだろうな。
今はそこまで時間ないんでやるのやめときます。
コーヒー豆の焙煎は職人技ですね。
いいロースター探そっと。